アジサイ各種

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梅雨空の下、アジサイがいろいろな顔を見せてくれています。学校裏の神社に数年前から植えられたものです。アジサイの花は「装飾花」と呼ばれ、花びらのように見える部分はがくに相当し、本来の花びらやおしべ、めしべは小さくなったり退化しています。全体が「装飾花」になったものはホンアジサイ、「装飾花」が外側で額縁のようになったものがガクアジサイです。

ガクアジサイの真ん中には本来の花が残されており、こちらが本来の原種です。今でも、伊豆半島や三浦半島、房総半島などに自生しています。これを改良し今では100を越える品種がつくられているそうです。「装飾花」が八重になったものや小さく丸まったものなどもあります。花の色は、アルミニウムイオンの吸収の度合いで赤から青まで変化すると言われています。

この神社はクヌギやコナラの雑木林にご神木のスダジイやシラカシが混じり、4月はスミレ、5月はキンラン、6月になるとホタルブクロ、そして7月にはヤマユリなどが咲く自然豊かな場所にあります。その自然豊かな林床に園芸種を植栽するのにはやや違和感を感じますが、自然と共存するアジサイ神社になることを願っています。

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