オオカマキリの卵がふ化しました

ふ化したオオカマキリの卵

ふ化したオオカマキリの卵

遅れて出てきた黄色い前幼虫

遅れて出てきた黄色い前幼虫

ふ化数時間後の幼虫

ふ化数時間後の幼虫

顔つきも鎌も一人前

顔つきも鎌も一人前

連休の終わりからカマキリの卵が次々にふ化しています。5月6日、12日、14日にそれぞれ1個ずつ、そして今日16日にも1個かえりました。飼育ビンの中はかわいい赤ちゃん達でいっぱいです。
昨年の秋から冬にかけてに採集しておいたもので、8個中4個がふ化し、3つは寄生虫にやられてしまいました。あと一つはこれからどうなるのでしょうか?

8つとも一番普通に見られるオオカマキリの卵です。正確には泡に包まれた全体を卵のうといい、卵のうの中にたくさんの卵が含まれています。ふ化した幼虫の数を数えたところ、大きめのものが284匹、266匹、245匹、少し小さいものは133匹でした。おもしろいことに284匹かえったものは4日後にさらにプラスして55匹が出てきました。あわせて339匹です。

卵のから出てきた初めは黄色いにょろっとしたウジ虫のような状態で、これは前幼虫と呼ばれています。前幼虫はすぐに脱皮して本当の幼虫となります。今回は前幼虫が鈴なりになって出てくる様子をカメラに収めたいと思い注意していたのですが、3つは夜のうちに、1つは午前中のちょと油断をしていた隙にふ化されてしまいました。卵のうの横に付いているくずのようなものが前幼虫の抜け殻です。

それにしてもかわいい幼虫たちですね。幼虫と言っても成虫と変わらぬ姿形で、一人前に鎌を振りかざして威嚇してくるところが格好いい。数を数えた後、草むらに逃がしてあげました。次回は寄生された卵のうの様子を紹介します。

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