オオカマキリお食事中

オオカマキリ(10/3)

オオカマキリ(10/3)

お食事中

お食事中

餌は同じオオカマキリのメス(?)

餌は同じオオカマキリのメス(?)

学校の裏山でオオカマキリを見つけました。大きさは10㎝。名前の通り大きなカマキリです。この辺りで見られるカマキリは他にコカマキリとハラビロカマキリとチョウセンカマキリ。コカマキリは大きさが5㎝くらいと小さく、ハラビロは名前の通り腹部が幅広なのですぐ区別がつきます。チョウセンカマキリはオオカマキリに似ていますが、やや小さめで、カマ(前脚)の間のオレンジ色が特徴です。よく見るカマキリの卵はこのオオカマキリのものです。

カマキリの好き嫌いは二分されているように思います。あの大きなカマ、にらみつけるような三角形の顔と大きな眼、生きた獲物をむしゃぶり食う姿、どう見ても悪役そのもの。怖いと感じる人は多いでしょう。一方、どんな映画でも悪役スターは人気者です。トカゲまでも捉える草原の王者に魅せられる人も多い(?)のではないでしょうか。もちろん私は後者です。

さて、そのオオカマキリを見つけて近づいてみましたが逃げようともしません。それもそのはず、よく見ると脇目もふらずにムシャムシャとお食事中でした。5分ほどの観察中にもどんどん食べ進んでいます。餌は何かとさらによくよく見ると、なんと同じオオカマキリの腹部のようです。腹部の先端にある2本の尾毛はまだ動いています。さてはメスが交尾に来たオスを捕らえたのではと思いました。ところが、後で画像をよく見ると、尾毛の間にあるのは産卵器のようです。メス同士の戦いだったのでしょうか。同じ仲間までも獲物にしてしまうどう猛さには驚かされるばかりです。

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