タヌキ交通事故

交通事故にあったタヌキ(7/26)

交通事故にあったタヌキ(7/26)

7月26日の朝、出勤すると早速、中学生から「タヌキが死んでる!」と連絡がありました。学校の東門に面した尾根幹線です。誰かが運んでくれたのでしょうか、歩道の植え込みの脇にそっと置かれていました。前日の夜からこの日の早朝の出来事だったのでしょう。まだ小さく大人にはなっていない若い個体でした。

学校周辺だけでなくお隣の稲城市、町田市、八王子市などでは、残念なことですが、タヌキの交通事故には毎年お目にかかります。町田市の道路にはタヌキの絵の描かれた「動物注意!」の標識も設置されています。以前、稲城市の新聞配達の方に伺ったところ、朝刊を早朝の3時頃配達するときには道路を歩くタヌキの姿を頻繁に見かけるとのことです。バイクを走らせ危うくぶつかりそうになったこともあるそうです。

昨年2月のブログでも紹介しましたが、校内でもタヌキの姿は目撃されています。芝生のグランド脇の側溝を通路にしているようです。その側溝から地中に繋がる土管の中に隠れるところを見たこともあります。ここを住みかにしているのでしょうか。今年はその芝生の脇に新しい会館を作る工事をしているせいか、姿を見かけることがありませんでした。校内を追われたタヌキが事故にあったとしたら本当にかわいそうでなりません。

「平成狸合戦ポンポコ」のモデルにもなったように、多摩ニュータウンの開発によって多摩市のタヌキは周辺部分に追いやられてしまいました。しかし、残されたタヌキたち、まだまだ健在です。そのタヌキたちがこれからも元気に生活できるように、多摩丘陵の自然を守りこれ以上の開発はとどめて欲しいものですね。

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