タヌキの足跡
雪のグランドにタヌキの足跡を見つけました。2月20日の写真です。今年は雪の日が多く、このところの寒気団の影響で19日も昼前から雪となりました。道路などでは積もることもありませんでしたが、どっこい聖ヶ丘は翌日まで白銀の世界。市内の平野部とくらべ、気温が2~3℃低いようです。足跡は芝生のグランドの脇に点々とついていました。
大きさは4㎝ほどで、前足、後足とも4本の指とつめ跡がはっきりついていました。肉球の跡も分かります。タヌキは肩幅が広いので、左右の足跡の間隔がやや開いていて、また、前足に後足が重なるため、連続した足跡は直線上にならず、2つずつジグザグになるのが特徴です。さらに、タヌキの後足は外股なので、後足は多少外側にずれて前足に重なります。同じような足跡は学校裏の畑の脇でも見つけました。
学校周辺に生息しているタヌキの姿は、本校の教員や生徒にも時々目撃されています。特に今年度は目撃情報が多いように感じられます。私も昨年の9月と10月に二度目撃しました。一度目は夕方7時頃、守衛棟の周辺で2匹が争っているようでした。タヌキはあまり争うことはないようですが、あの時はちょっとずんぐりしてゆったりとしたイメージとは異なり、2匹とも俊敏に走り回っていました。二度目は高校3年生の野外観察の授業中。畑の脇の茂みで生徒達もしっかりと目に留めました。スクールバス運転手の岩永さんも、仕事が終わった7時過ぎに、グランドの隅を歩く姿を何度か見かけているとのことです。
多摩市のタヌキは「平成狸合戦ポンポコ」のモデルです。あの時生き残ったタヌキ達、まだまだ健在です。
2013年2月22日 有岡 淳
カテゴリー:動物
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