シモフリスズメ

シモフリスズメ(8/29)

シモフリスズメ(8/29)

このところスズメガとの出会いが続いています。夏休み最終盤の8月29日、我が家での出来事です。夕方、洗濯物を取り込んだところ、バスタオルの間からバサッと落ちる「物体」がありビックリ。初めは生き物だとは思いませんでした。動かないからです。よく見たら再度ビックリ、大きなガです。ガの方も少し慌ててモゾモゾするものの、バタバタと大暴れすることはありません。そっと拾ってケースに移しました。

名前はシモフリスズメ。前回紹介したベニスズメよりも一回り大きく、翅を広げると10㎝を超え、スズメガの中でも大きい部類に入ります。昼間は木の幹や壁に止まったままじっとしていて夜になると活動します。インターネットの情報に「夏場などに日陰を求めて、干してある洗濯物に潜入することがたびたびある。」とありました。まさにその通りですね。

「霜が降った」ように白っぽいところから付けられた名前だと思いますが、この個体はその白い鱗粉が少し落ちてしまったのでしょうか、結構黒味がかった感じです。翅も所々破れかかっており、成虫になってから時間が経った個体のようです。そのためでしょうか、ケースに入れたままにしておいたところ、夜には死んでしまいました。

前回のベニスズメに比べ全体としては地味なイメージの成虫です。ところが、幼虫は鮮やかな緑色なんですね。今回調べて初めて知りました。ゴムのような質感のある緑色のボディに白い筋が斜めに入りなかなかの出で立ちです。ベニスズメは地味な幼虫から見違えるような鮮やかな成虫に変身。シモフリスズメの場合は逆パターンです。いずれにしろ興味深い変身です。ますます幼虫からきちんと飼育したくなりました。スズメガもおもしろい!!

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