ホシホウジャク

ホシホウジャク(昨年10月)

ホシホウジャク(昨年10月)

1ヶ月ぶりのブログになってしまいました。10月になってから学校業務が忙しくなかなか写真を撮る余裕がありません。天候が芳しくないこともあり、ちょっと時間がとれた時に限って雨模様の日が続いていました。・・・と言い訳をしつつ、10月に何も書かないとこのまましばらくお休みになってしまいそうな予感がしますので、何とか来月につなぐためにも、昨年の10月に撮影してあったホシホウジャクを紹介します。昨年の10月10日の撮影です。

学校の植え込みのホトトギスの花にやってきました。素速く飛んで来てホバリングをしながら長い口を伸ばして吸蜜します。そのままホバリングをしながら花から花へ移動しているかと思うと、また、サッと飛んで別の場所に移動します。なかなか撮影は難しく、私の腕ではこの写真が精一杯。シャッタースピードが遅いので翅はぶれたままです。それでも、かえってホバリングのようすが分かり、口が花の中に差し込まれ、飛んでいるときの後翅と腹部脇の黄色いようすがよく分かるので、私としては大満足です。

昼行性のスズメガの仲間です。でも、その色合いや飛んでいるようすから、多くの人はハチの仲間と間違えているのではないでしょうか。「先生ハチドリが飛んでる!」と報告に来る生徒もいます。捕虫網で捕まえようとすると、「危ない!刺される!」と生徒達は大騒ぎ。翅をたたんで網から出すと、黄色い模様も見えなくなり全身茶色のガの姿。やっとハチでもハチドリでもないことが分かって一安心という感じです。

7月から11月頃まで見られますが、今年はまだ一度しか見ていません。公園などにあるアベリアの花によく来る印象があります。まだ見ることができるでしょうか。ちなみに、幼虫はヘクソカズラを食草としています。スズメガの幼虫特有の尾状突起がありスマートな(?私はそう思います)スタイルです。こちらの撮影は来年の宿題としましょう。

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