ダイミョウセセリ

ダイミョウセセリ(9/4)

ダイミョウセセリ(9/4)

ダイミョウセセリ(同上)

ダイミョウセセリ(同上)

ダイミョウセセリ。学校周辺でよく見かけるセセリチョウです。今回は我が家の庭で撮影した写真を紹介します。日曜日(9/4)の朝、ゴーヤの花にやって来ました。花から花へチョコチョコ飛び回るのでなかなかシャッターチャンスがありません。こういう時はむやみに追いかけ回してはいけません。この花に来るだろうとねらいを決めて我慢することです。待つこと5分、やっと1枚撮れました。

セセリチョウは翅を立ててとまるのが一般的ですが、ダイミョウセセリの仲間(ミヤマセセリ等)は翅を水平に開いてとまります。この時見られる前翅の白い斑点模様をお殿様の羽織の紋所に見立てたてて「大名」の名前が付けられたと言われています。この写真で白い模様は前翅だけに見られますが、これは東日本のダイミョウセセリの特徴で、「関東型」と呼ばれています。西日本の「関西型」には後翅にも白い帯模様があるのが特徴です。

幼虫はヤマノイモやトコロを食草とし、その葉を丸めて巣を作り暮らします。冬も枯れた巣の中で幼虫のまま越冬し、春になってから蛹になり5月頃成虫になります。これが第一化です。この第一化が卵を産み第二化の成虫が現れるのが7月頃。さらに第三化が現れるのが9月になります。今回の個体は成虫になりたての第三化だと思われます。学校裏の雑木林にはヤマノイモやトコロはたくさん見られます。今度は卵や幼虫を探してみましょう。

*9月始めにアップ予定でしたが、手違いで遅くなってしまいました。

ご意見・関連情報などありましたら、こちらまでご連絡ください。