ミンミンゼミ

ミンミンゼミ(8/27)

ミンミンゼミ(8/27)

台風の影響もあり雨の続く毎日でしたが、今日(31日)は真夏の日差しが戻り、セミ達も「まだまだ夏だぞ!」と言わんばかりに一段と大きな声で鳴いています。夏の初めから鳴いているアブラゼミもミンミンゼミもまだまだ元気です。加えてツクツクボウシの「オーシンツクツク」という声も聞こえています。とは言え、朝晩は虫の声も聞こえるようになり、着実に季節は移り変わっています。ツクツクボウシは8月中旬から鳴き始める、夏の終わりを知らせるセミでもあります。

アブラゼミやミンミンゼミも夏の終わりを感じているのでしょうか、先日(27日)は桜ヶ丘公園の脇にある小さな公園でちょっとおもしろい光景を目にしました。セミたちが木の低いところにたくさんとまっているのです。10本くらいあるサクラの木の根元から手の届く範囲にアブラゼミもミンミンゼミもいます。夏の盛りにこんな光景は見たこともがありません。しかも近づいても逃げようともしません。ミンミンゼミをこんなに間近でゆっくり撮影できたのは初めてです。

私が虫捕り少年だった頃、ミンミンゼミは数が少なくあこがれの存在でした。当時の子ども達の夏休みの遊びといえば第一がセミ捕り。1~2時間、外を歩き回れば虫かごは大量のセミでいっぱいになります。ほとんどがアブラゼミです。そんな中でミンミンゼミ捕まえて持っていると、近所の仲間に対して鼻高々でした。ところが最近、東京周辺ではミンミンゼミが増えているようです。都会の乾燥した気候がミンミンゼミには好都合になっているのではないかと考えられています。9月になり、いつまでミンミンゼミの声が聞こえるのか注意してみるのもおもしろいと思います。

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