クワカミキリ

クワカミキリ・体長5㎝

クワカミキリ・体長5㎝

クワカミキリ・鋭い顔つき

クワカミキリ・鋭い顔つき

国語科の石原先生がクワカミキリを届けてくれました。町田のお宅の庭で見つけたとのこと。体長5㎝にもなる立派な個体です。全体に褐色の体の中で、背中(上翅の基部)の部分に黒い点々の模様があるのが特徴です。名前の通りクワの木を食樹として利用。幼虫は2~3年かけて成長し、成虫になってからも生枝をかじります。他にイチジクやケヤキなども利用します。

多摩丘陵に生息するカミキリの中では、最大級のシロスジカミキリには及びませんが、よく見かけるゴマダラカミキリ(2014年8月のブログをご覧下さい)よりも大きく、実に格好いいですね。同じくらいの大きさのミヤマカミキリが茶色一色なのに対し、触角も黒と白のツートンとなっていて見栄えがします。昆虫や植物の世界で「ミヤマ」と付くとミヤマクワガタなど貴重で価値ある存在の場合がもっぱらですが、カミキリに関しては、「ミヤマ」よりは「クワ」に私は軍配を上げますね。

学校周辺の雑木林でも時々見かけます。カブトムシを探しに行ったクヌギの木で見つけたこともあります。稲城市のキャンプ場に宿泊した時には、炊事場の灯りに向かって飛んできたこともありました。昆虫採集の方法にライトトラップという方法があります。夜、雑木林に中に白い幕を張り、これをライトアップするといろいろな昆虫が集まってくるのです。カミキリやクワガタが来る場合もあります。この夏は、久しぶりに生徒達と挑戦してみましょう。

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