キアゲハの幼虫

キアゲハの幼虫お食事中

同上

キアゲハ（生物室の標本より）

キアゲハの幼虫のかわいい写真が撮れました。いかがですか？小さな脚で細い枝をしっかりとつかみ、枝の先端からもりもりと食べているところです。ぬいぐるみのように愛らしく黒い爪もおしゃれですね。その黒い爪のある６本の脚が胸脚で昆虫本来の「６本足」に当たります。カイコが桑の葉を食べるときにも胸脚を「手」のように使ってお行儀よく食べていますが、写真の姿は細い枝や葉を食べるキアゲハならではの格好のように思います。食べているのは小さなつぼみの付いた花の柄です。

キアゲハはセリやニンジン、パセリなどのセリ科野の植物を幼虫の食草としています。今回は我が家のフェンネルというハーブで見つけたもので、これもセリ科です。前年のこぼれ種から育ったものに、毎年必ずやってきます。

改めてよく見ると、見れば見るほど美しいですね。こんなに目立っているとかえって鳥などに見つかってしまうのではないかと心配になります。翌日見ると４匹が１匹に。移動して蛹になったのでしょうか。近くに蛹は見つかりません。小さい個体も見つからなので心配です。