ジョロウグモ

ジョロウグモ・腹側(11/6)

ジョロウグモ・腹側(11/6)

ジョロウグモ・背側(11/6)

ジョロウグモ・背側(11/6)

前回は八坂神社の周りのヤクシソウを紹介しました。同じ神社の周りで今一番目にするのがこのジョロウグモ。黒と黄色の体に腹部の赤が鮮やか、というよりやはり毒々しいですね。他に虫の姿をあまり見かけなくなっているので特に目立つのかもしれません。ざっと見渡しただけでも10匹ほど見つかりました。

巣の真ん中ででんと構えているのはメス。産卵前でお腹がずいぶん大きくなっています。自分と同じくらいのハチを糸でぐるぐる巻きにして食べていました。オスは小さく巣の端に居候してメスの様子をうかがっているのですが、この巣では見当たりませんでした。交尾を終え死んでしまったのでしょうか。それともメスに食べられてしまったのでしょうか。

普通1mから2mの高さに巣を作りますが、この巣は50㎝くらいの高さにありました。少し前まではここに巣はありませんでしたから、何らかの理由でもとの巣が壊れ、作り直したのだと思います。他にも2つ1m以下の巣がありました。

産卵を済ませたのでしょう、お腹の膨れが無くなりスリムになったメスもいました。卵は木の幹や家の壁などに白い糸で包まれて産み付けられます。もう少し遅い時期だと産卵した卵を守りながら死んでしまうこともありますが、この時期は再度巣に戻って餌を食べたりするようです。場合によっては2度産卵することもあるそうです。今度は卵を探してみたいと思います。

ちなみに、クモは昆虫ではありませんが、ここでは「昆虫」のカテゴリーにまとめていますのでご了解下さい。

 

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