ニラの花とキマダラセセリ

キマダラセセリ(9/26)

キマダラセセリ(9/26)

前翅はV字に、後翅は水平に

前翅はV字に、後翅は水平に

ニラの花(10/5)

ニラの花(10/5)

この時期、ニラの白い花がきれいです。畑から脱走して畑の脇や空き地で野生化したものです。一つひとつの花がかわいらしく、これを20~30個まとめて付けているところが見事です。さらに多くの場所で群生していますので、白い色が際だって見応えがあります。9月初旬から咲き始め、10月いっぱい見られます。ユリの仲閒で花被片が6枚。写真のものはすでに種(実)が大きくなっています。

ニラの花にはいろいろ虫たちがやってきます。この日の一番のお客さんはイチモンジセセリ。帯状に並んだ2~3mの範囲に10匹ほどが小気味よく飛び交っています。そんな中にちょっと色の異なるセセリチョウを見つけました。キマダラセセリです。名前のごとく茶色い地に黄色い模様がはっきりしていて鮮やかです。珍しい種ではありませんが、イチモンジセセリのようにたくさんは見つかりません。この日も見たのは1匹だけです。この仲間特有の前翅をV字にして後翅を水平にする止まり方がよく分かりますね。10月になるといなくなってしまうようですからラッキーでした。この日は他にツマグロヒョウモンのオスとメスも仲良く訪れていました。

実は10年以上前にニラの花にミナミアオカメムシ(?)が群がっていたこともあります。ミナミアオカメムシは本来南方系のカメムシですから、再度その存在を確かめたく9月中頃から4~5日おきにニラの花を巡っていたところです。あと2~3回は探してみたいと思います。

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