春のさきがけ
都内の私立中学校の入試がだいたい終わりました。本校でも2月1日~3日の3日間、午前入試、午後入試をあわせて5回の入試を行いました。受験していただいた皆様には心よりお礼申し上げます
さて、中学入試のこの頃は、1年で最も気温の下がる時期です。今年は暖かい日もあり比較的楽でしたが、毎年、朝早く凍えるような寒さの中、受験に臨む子供たちは本当に大変だと思います。そんな寒さの中にも春のさきがけを見つけました。学校の花壇や近くの畑で見つけた花達です。
オオイヌノフグリとホトケノザは1月の初め頃から咲き始めています。ハコベは1月の末に近くの畑で見つけました。株が結構大きく花もいくつもつけていましたから、1月の半ば頃から咲き始めているものと思われます。ビックリしたのはカントウタンポポです。道路と塀のわずかな隙間に、4月過ぎに見られるような大きな花をつけていました。2月3日の撮影です。花壇には他にタネツケバナとハキダメギクを見つけました。ハキダメギクはちょっとかわいそうな名前ですが、白くて真ん中が黄色い小さなかわいい花です。夏から秋にかけて咲く花で、12月の初めにまだ枯れずに花をつけていましたから、春のさきがけではなく秋の名残なのかもしれません。
立春を過ぎこれからは少しずつ暖かくなります。本校を受験された皆様、また中学入試に臨んだ全ての受験生の皆様、そしてこれから大学受験本番を迎える高校3年生に、暖かな春が訪れることを願っています。
2013年2月8日 有岡 淳
カテゴリー:植物
ご意見・関連情報などありましたら、こちらまでご連絡ください。