シマサシガメ

シマサシガメ(6/14)

シマサシガメ(6/14)

ヨコヅナサシガメ(昨年5月)

ヨコヅナサシガメ(昨年5月)

 

先週の日曜日(6/14)、我が家の庭でシマサシガメを見つけました。見つけましたと言うより、向こうの方からやってきてくれました。なにやらハチのようなムシがブーンと飛んできてシャツに止まったので、さすがの私も慌てて払いのけました。そのムシは近くのゴーヤの葉に着地したようすです。探してみたところこのシマサシガメが現れました。他の昆虫やイモムシなどを刺して体液を吸うカメムシの仲閒です。

体の周りの白黒模様から、初めは最近都内でも増えているヨコヅナサシガメかと思いました。ヨコヅナサシガメについては昨年1月のこのコラムを参考にして下さい。それにしてはやや小さめで細身のような気がします。そう言えばと思い、写真に収めてから図鑑で確認したところ、案の定、近い仲閒のシマサシガメだと判明しました。写真のヨコヅナサシガメは昨年5月、日野市内の公園で撮影したものです。

大きさは約15㎜。ヨコヅナサシガメは2㎝を超えますので、違いは歴然。形もヨコヅナが丸みを帯びた軍配型なのに対し、ずっと細身でスマートです。私はシマサシガメの方が格好いいと思いますが、いかがでしょうか。ヨコヅナの脚が黒一色なのに対し、シマサシガメの脚は白黒模様の所も違います。これは細かいようで大きな違い。ここではっきり両者を区別できます。この脚の違いがシマサシガメ格好良さの決め手になっていると感じます。

カメムシファンを自称する私ですが、正直なところ、シマサシガメを実際に見るのは初めてかもしれません。図鑑で見ていてその特徴は頭にありましたが、すぐには名前が出てきませんでした。まだまだ修行が足りませんね。この個体は大切にして標本箱に加えたいと思います。

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