ヤドリギ

ヤドリギ(3/12)

ヤドリギ(3/12)

Yの字になった葉が特徴的

Yの字になった葉が特徴的

雌花に小さなハエが・・・

ズームアップしてみたら・・・

今回は我が家近くの長沼公園で見つけたヤドリギです。公園の入り口近くにあり以前から分かってはいたのですが、これまであまり注目していませんでした。冬の雑木林で見通しがきくようになり、改めてじっくり観察してみました。

ヤドリギは落葉するケヤキやエノキなどに寄生する常緑樹です。ここではサクラの枝に直径70~80㎝ほどの球状の樹形を作っていました。寄生といっても自分自身でちゃんと光合成を行いますから、水分やミネラル分だけを宿主に頼っている半寄生といった生活スタイルです。光合成をするためには落葉樹に寄生するのが有利なのでしょう。

茎が二股に分かれていき、Yの字になった2枚の葉が特徴的です。今がちょうど花の時期で、2枚の葉の間や枝のつけ根にあまり目立たない花がついています。雌雄異株ですので雄花か雌花のどちらかです。そこで画像をアップしてみてビックリ。花に小さなハエが止まっているではありませんか。たぶん雌花の蜜を舐めに来ていたのでしょう。まだまだ寒い冬の雑木林に生命の営みを見ることができ感激しました。それにしても10m以上も先の5㎜にも満たない虫を捕らえることができるなんて、最近のカメラの性能は素晴らしいですね。これにもビックリです。

この2~3日、学校の周りでもヤドリギを探してみましたが、今のところ見つかっていません。どなたか情報をお持ちの方、ご連絡いただければ幸いです。

ご意見・関連情報などありましたら、こちらまでご連絡ください。