マンサク

マンサク(シナマンサク・2/7)

マンサク(シナマンサク・2/7)

アカバナマンサク(2/7)

アカバナマンサク(2/7)

桜ヶ丘公園でマンサクの花が咲き始めました。1月末から咲いているようすです。桜ヶ丘公園は学校から10分程の場所にある、多摩丘陵の雑木林が残された丘陵や谷間など起伏に富んだ自然公園です。授業でも時々足をのばして自然観察に利用させていただいています。旧多摩聖蹟記念館があることでも有名です。

その公園の「ゆうひの丘」と呼ばれている一角に、数株のマンサクの木が植えられています。国内にも自生している木ですが、敷地内に自生していたものなのか植栽として植えられたものなのか定かではありません。管理事務所に伺えばすぐに分かるのでしょうが・・・。

縮れた細長いリボンのような花びらが特徴的で、1年のうちでも一番寒いこの時期に咲くことと合わせて非常に印象的な花です。黄色い花びらは4枚、赤茶色のがくとのコントラストも美しく、花が踊っているようにも感じられます。マンサクそのもは日本の固有種ですが、左の写真のものはこの時期まで枯れ葉が落ちずに残っている特徴から中国産のシナマンサクだと思います。

右の写真は黄色い花びらが赤くなったもの。アカバナマンサクとも呼ばれています。こちらは日本のマンサクの変種とされています。「ゆうひの丘」ではシナマンサクと隣り合わせに植えられています。シナマンサクがすでに満開に近い状態になっているのに対し、アカバナの方は咲き始めたところです。

マンサクは「満作」とも書いて、花がたくさん付くことから「豊年満作」をイメージした命名との説や、春に先駆けて「まず咲く」ことから「まんずさく」→「まんさく」となったとも言われています。私は後者に手を挙げますね。暦の上では立春を過ぎました。春を感じさせるマンサクの花、是非ご覧ください。桜ヶ丘公園のホームページでも紹介されています。

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