カワセミ

カワセミ(1/18)

カワセミ(1/18)

上と同じ個体です

上と同じ個体です

デジカメを買い換え、ちょっとウキウキした気分になってカワセミの写真を撮ってきました。場所は八王子の片倉、北野を流れる湯殿川が浅川に合流する地点。前回のアオサギを撮影したすぐ近くです。ここでは必ず姿を見ることができます。それにしてもブルー、グリーン、オレンジの色彩は陽の光にきらきら輝き本当に美しいですね。まさに空飛ぶ宝石です。

1900年代後半の高度成長期、多摩川の中流域でほとんど見られなくなってしまったカワセミですが、この20年くらいで再びその姿が見られるようになっています。河川の浄化が進んだことも確かですが、カワセミ自身が排水用のパイプに営巣するなど、都会でもたくましく生きるよう生活パターンを変えてきたという側面もあるようです。

多摩市内では、大栗川が多摩川に合流する交通公園周辺がカワセミ観察の聖地となっています。大栗川の鎌倉街道にかかる大栗橋から上流に向かい霞ヶ関橋までの間でも見られます。ここはビルの谷間で人や車の行き来も多い所。コンクリートに囲まれた川岸を飛ぶその姿を見ていると、カワセミもすっかり都市鳥の仲間になってしまったのではないかと感じさせます。

カワセミは木の枝などに止まって、じっと川の中の小魚を狙っていることが多く、撮影する側にとっては非常にありがたい鳥です。この日も20分ほどの観察で、二度場所を変えただけでほとんど動かず被写体になってくれました。今回は川面を注視するようすもなく魚を捕りに行くこともありませんでした。午前10時頃でしたので、朝の食事を済ませた後だったのでしょうか。

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