コダチダリア

コダチダリア(11/23)

コダチダリア(11/23)

高さ3~4m!

高さ3~4m!

私事で恐縮ですが、先日、不注意にも転倒して膝を痛めてしまいました。現在、装具で固定され、松葉杖と車イスの生活を続けています。駐車場のチェーンをまたごうとしたところ、足が引っかかってしまいました。もう若くはないのだから気をつけないと、と反省しきりです。職場の皆さんや生徒に助けられながら、なんとか仕事をこなしていますが、「生き物ウオッチング」に出かけられないのが残念です。

ということで、今回紹介するのは怪我をする前に撮影したコダチダリアです。この寒さの中、こんなにも大きな花を、こんなにもたくさん、こんなにも背を高く付けている植物は他に見たこともありません。うす紫色の花は直径15㎝。花びら(舌状花)は8枚。初めて見た時、その姿にただただ唖然とするばかりでしたが、よく見れば花や葉の特徴は確かにダリアです。茎が木質化し、背が高いことから「木立」の名が付けられています。また、花全体の気品のある堂々とした印象から「皇帝ダリア」とも呼ばれています。

もちろん日本の花ではありません。原産地は中南米のメキシコからコロンビア、ボリビア。山地から亜高山地帯に生育しているそうですから、寒さには強いのでしょう。11月半ばから12月初旬にかけて開花します。写真は、11月23日に、八王子の浅川沿いのお宅の土手で撮影したものです。高さは3~4mにもなり、1つの株に30個を越える花を付けていました。

多摩市内では市役所前のお宅で見つけていましたので、これを写真に撮り紹介しようと思っていた矢先に「歩行困難」に陥ってしまった次第です。それでも車に乗せてもらって移動する際、12月初め頃までは見事な花が咲いていたと思うのですが、8日に通りかかったところ、すっかり枯れてしまっていました。霜にあたると一夜にして枯れてしまうとのことです。

これだけ大きな花は、公園や学校で育てるのが適しています。来年は是非、校庭で咲かせてみたいと思います。

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