パンパスグラス

パンパシグラス(9/26 諏訪下橋交差点)

パンパスグラス(9/26 諏訪下橋交差点)

パンパスグラス(9/26  永山橋交差点)

パンパスグラス(9/26 永山橋交差点)

職場の先生から「センター通りにあるススキのお化けのようなのは何ですか」と聞かれることがあります。確かに高さは3mを超え、「巨大ススキ」と呼ばれる感じがよく分かります。場所は多摩センター通りの中央分離帯の植え込みで、永山橋と諏訪下橋の2カ所の交差点で見られます。9月~10月に大きな穂を出し今が見頃です。

これはブラジル、アルゼンチン、チリなどの南米大陸原産のパンパスグラスと呼ばれる植物です。パンパとはアルゼンチン中央部に広がる大草原のこと。パンパの草、そのものずばりの命名ですね。日本語ではシロガネヨシと名付けられており、ふわふわとした白い穂が光に輝きとてもきれいです。センター通りのものは少し紫がかっています。イネ科シロガネヨシ属に分類され、イネ科ススキ属に分類されるススキとは穂の形が少し異なります。

明治時代に園芸用に持ち込まれたそうです。結構寒さに強く、一度植えると年々株が大きくなるようです。最近いろいろな所で見かけるようになりました。私の家の近くにも、庭の一角にパンパスグラスがすくっと伸びたステキなお宅があります。有名な所では、神代植物公園の芝生広場にあるパンパスグラス。高さ4m、直径7mの大きな株が芝生広場のシンボルになっています。近くに寄ってみると、その大きさにビックリしますよ。センター通りのものも立派な株ですから、近くに説明板をおいたり、記念写真が撮れるように回りを整備したりして、多摩市のシンボルにすると良いのではないでしょうか。

南米ではこのパンパスグラスが一面に生えているのでしょうか。壮観でしょうね。是非見てみたいものです。

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