アオドウガネ
アオドウガネ。最近、庭や公園で一番よく見かけるコガネムシの仲間です。大きさは2㎝ほどで、光沢のある緑色が鮮やかです。ドウガネとは漢字で「銅鉦」と書き、銅でできた鐘で色は暗い茶色のイメージです。近い仲間にドウガネブイブイがおり、これが銅鉦色なのに対し、青さが際だつことから付けられた名前です。私は非常に美しいと感じます。
ところで、このアオドウガネ、15年ほど前まで都内で見かけることはほとんどありませんでした。その頃いたのはドウガネブイブイの方です。温暖化の影響なのでしょうか、本来南方系のアオドウガネがどんどん勢力を広げ、今ではすっかりブイブイを追いやってしまったようです。
草食性でいろいろな広葉樹の葉を片っ端から食べ、庭や公園で大発生している感があります。学校でもツツジの植え込みやアジサイが一株まるまる食べられてしまいました。他にはウメやビワが被害を受け、マテバシイは今年出た若い葉が丸坊主です。木を揺すったところ数十匹のアオドウガネが逃げ出しました。
捕まえると臭い排泄物を出し、これが手や服に付くと最悪です。丸坊主になったマテバシイの下には糞がたくさん落ちており、同じような独特な臭いを発しています。最近では、道を歩いていると、臭いでアオドウガネの居場所が分かるようになってきました。
そんなちょっと厄介者のアオドウガネですが、何とか温かく見守って欲しいと思います。今後さらに殖え続けるのか、それとも殖え方に歯止めがかかるのか、注目したいと思います。
2014年8月30日 有岡 淳
カテゴリー:昆虫 

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