ミョウガの花

ミョウガの花(8/13)

ミョウガの花(8/13)

学校裏の神社に生えているミョウガです。7月から花穂が出始め花をつけています。白く透き通った花で非常に美しく、株の根元でひっそり咲いていて繊細なイメージがします。花言葉は「忍耐」。何となく分かる気がします。単子葉植物でショウガ科ショウガ属に含まれる多年草です。

私達が食用にしているのは花の穂に相当するする部分で、花が咲く前のつぼみの状態で出荷されています。でも、花がいくつか咲いたあとでも十分おいしくいただけますよ。我が家の庭にも生えており、この時期、素麺の薬味などに利用しています。神社には数年前に植えられ、これも時々使わせてもらっています。

ということで我が家ではミョウガを買うことはあまりありませんが、調べてみたところスーパーなどで売られているものはほとんどが高知県産なんだそうです。高知県が全国の生産の80%を占めているとのこと。日本でしか食用にしていないようですから、高知県は世界一のミョウガ生産地ですね。ちなみに、文京区の「茗荷谷」には、江戸時代、辺り一面にミョウガ畑があったそうです。

ところでミョウガと言えば「物忘れ」。私も小さい頃、「あまりたくさん食べるとバカになる」なんて聞かされていました。これはもちろん迷信です。お釈迦様の弟子に周利槃特(しゅりはんどく)という偉い人がいたんですが、この人何故か物忘れがひどく、亡くなったお墓からミョウガが生えていたことから、ミョウガを食べると物忘れをすると言う俗説が生まれたようです。実際は全く逆で、脳を活性化させる働きがあります。

まだしばらく花芽が出てくるようですので、自然観察の合間に時々覗いて見ようと思います。

ご意見・関連情報などありましたら、こちらまでご連絡ください。