フキノトウ
3月になりました。今月は春の訪れを紹介するのがこのブログの役目です。今日(3/4)はフキノトウを見つけました。学校裏の神社から続く雑木林の脇、毎年見つける場所で3つだけ顔を出していました。2月中旬は2週間ほど雪の下でしたから、やっと春の日を浴びてつぼみが開きだしたところです。そばにはツクシも顔を出していました。前に紹介したホトケノザも咲いています。思わず♫もうすぐは~るですね♫と歌いたくなる気分でした。
フキノトウは、夏に見る葉とは別に、地下茎から花だけをつける茎を出します。そのつぼみの状態が 食用にする「蕗の薹」ですが、そもそも「薹」とは花茎のことですからいわゆる「薹が立った」状態が本来の「蕗の薹」なのだと思います。でも、つぼみの中にも立派な「薹」ができていました。写真は市販のものを輪切りにしてみました。
花が咲いた状態を見たことがある人もいると思いますが、雄株と雌株があることを知っていますか。私は数年前に初めて知りました。咲き終わると雄株の方はそのまま枯れてしまいますが、雌株にはタンポポと同じような綿毛ができます。同じキク科の植物だということがよく分かります。一つひとつの花を見ても雄花と雌花の違いが分かります。うまく写真が撮れたらまた紹介しましょう。
摘んでしまってはもったいないので、お店で探してみました。時期が少し遅くなったのか3軒目のスーパーでやっと見つけ、久しぶりに天ぷらにして食べてみました。ちょっと苦みのある独特の味で、春を感じることができました。学校は学年末のテストが終わり、生徒たちも寒い冬を乗り切って一段落。これから春に向けて新たな躍動を始めて欲しいと思います。
2014年3月8日 有岡 淳
カテゴリー:植物
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