ホトケノザ

ホトケノザ(2/23)

ホトケノザ(2/23)

ホトケノザのカーペット

ホトケノザのカーペット

記録的な大雪から10日となります。幹線道路の雪はやっと少なくなってきましたが、一歩路地裏に入ると雪かきで積まれた雪がまだ1m以上の高さで残っているところもあります。我が家近くの浅川や湯殿川の北側の土手はまだ一面の銀世界です。そんな中、先日の日曜日(2/23)に多摩川を南に下って登戸周辺を歩いてみました。さすがに日当たりの良い河原にはほとんど雪は残っていませんでした。

そこで撮影したのがこのホトケノザです。河原の近くの観光梨園で見つけました。ホトケノザは冬の間にも結構咲いています。それでもちらほらと見られるだけです。ところがこの梨園では数メートル四方にびっしりカーペットのように咲いていました。この時期にこれだけまとまって咲いているのは珍しいのではないでしょうか。ここだけ春が来たようでした。

ホトケノザはシソ科の植物です。シソ科の植物の特徴は茎が四角いこと。触ってみるとよく分かります。このことを最初に教えていただいたのは、私が教員になった最初の赴任校のO先生です。O先生は植物の大家で、いつも植物図鑑を抱えて研究していました。4月の最初の授業は校庭の植物観察。生徒と一緒にいろいろな植物を教えていただきました。今、同じことを聖ヶ丘の生徒たちに教えています。

ところで、このホトケノザは春の七草のホトケノザではありません。このホトケノザの葉はまさに「仏の座」の形をしていますからわかりやすいネーミングだと思いますが、春の七草のホトケノザはこれとは別のコオニタビラコのことです。3月になると咲き始めると思いますので、別の機会に紹介したいと思います。

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