ショウリョウバッタ

ショウリョウバッタ(9/4)

ショウリョウバッタ(9/4)

ひょうきんな(?)顔

ひょうきんな(?)顔

同上・どこにいるのか?

同上・どこにいるのか?

秋は鳴く虫やバッタのシーズンです。有江先生が東門(尾根幹線沿い)の草むらでショウリョウバッタを見つけました。体長が10㎝近くあり、日本のバッタの中でも最大級のバッタです。飛ぶときにキチキチと音を出すことからキチキチバッタとも呼ばれています。ネット上では「チキチキ」との紹介もありますが、私の小さい頃は「キチキチ」でした。旧暦で盂蘭盆の頃から見かけることから「精霊」の名前が付けられています。

私がこのバッタの好きなところは正面から見た顔です。馬面のひょうきんな顔だと思いませんか?スリムでスマートな体つきの印象とはちょっと異なる意外な顔に感じます。実験にも利用できるということなので飼育してみました。空いた水槽にネコジャラシなどの草を入れただけの状態で3週間ほど生き続けています。草に紛れると緑色に同化して全くわからなくなりますね。

実験というのは、バッタの血球の観察です。有江先生が挑戦しました。捕まえたショウリョウバッタの腹部に少量の墨汁を注射すると、これを血球が食作用で取り込みます。ヒトの白血球が病原菌や異物を取り込むのと同じです。バッタの場合、ヒトのような赤血球、白血球はありませんが、白血球に近い細胞が働いているようです。私も初めて見ることができました。

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