ベニスズメとセスジスズメの幼虫
8月14日、用事があり夕方職員室を訪ねたところ、出勤中の佐藤先生が開口一番「先生大きなイモムシが廊下を歩いてます!」と。早速昇降口の階段下で見つけて職員室に持ち帰ったところ、今度は吉岡先生が「それ、昨日も見たよ!」と。どうやら一日中校内を飲まず食わずで歩き回っていたようです。かわいそうに埃まみれになっていました。
大きさは7~8㎝。ともかく大きい。これだけ大きく、「尾角」と呼ばれる突起を持つのはスズメガの特徴です。調べたところ、腹部の両脇に2つずつある目玉模様でベニスズメと分かりました。黄緑色とピンクが鮮やかな美しいガです。
実は1ヶ月前にもスズメガの幼虫を見つけていました。名前を調べずそのままにしていたのですが、今回改めて調べたところセスジスズメと判明しました。こちらは腹部前方の2つの黄色い目玉模様に続いて、5つのオレンジ色の目玉模様がはっきりしています。
セスジスズメも名前の通り、背中や翅の筋がくっきりしたきれいなガです。双方の幼虫とも逃がしてしまいましたが、しばらく飼育を続ければ良かったかもしれません。敬遠されがちなガの仲間ですが、成虫も幼虫もじっくり見ると美しくかわいらしく愛着がわいてきます。次回は挑戦してみましょう。
2017年8月16日 有岡 淳
カテゴリー:昆虫
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