ホタルガ

ホタルガ(6/15)

ホタルガ(6/15)

ホタルガ(6/26)

ホタルガ(6/26)

昼間、ヒラヒラ飛んでいる真っ黒なガを見たことはありませんか。ホタルガと言います。真っ黒な体に赤い頭、翅の先の白い帯が、ホタルの配色に似ていることから付けられた名前です。確かに赤い色もホタルの赤とそっくりです。ただしホタルの赤い部分は胸になります。白い帯はホタルの発光器の白い節に当たるのでしょう。ホタルもホタルガも体に毒があり、お互いに擬態していると言われています。でも形は全然違いますから、私には擬態と言うのがあまりピンとは来ないのですが・・・。

学校裏の神社でアジサイの葉に止まったところを見つけました。昼間と言ってもちょっと薄暗いところでこの黒装束をまとった姿は不気味に感じます。虫大好きな私でも、正直言ってこのガは苦手です。小さい頃から感じている「ユウレイ」のイメージが拭えないのです。同じような真っ黒なクロアゲハは格好いいと思いますから、やはりガに対する偏見なのかも知れません。今回調べて、このガの幼虫がヒサカキの葉を食草としていることを初めて知りました。どうりで神社で見かけることが多いのですね。10日後にも同じ場所で出合いました(写真下)。

さて、この2枚の写真、よく見ると翅の合わせ方が違うことに気がつきませんか。右の翅が上か、左が上か。ネットの画像を見るとやはり両方あります。何か原因があるのでしょうか。興味がわいてきました。関心を持ち始めると、このホタルガ、黒いマントを着たおしゃれなヤツとも思えてきますね。

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