チョウチンゴケの仲間

ツボゴケorコツボゴケ

ツボゴケorコツボゴケ

葉の周りのトゲのような歯が特徴

葉の周りのトゲのような歯が特徴

細胞と葉緑体

細胞と葉緑体

3回連続でコケの話題です。分かりやすいインターネットのコケ図鑑を見つけたので、以前から気になっていたものを調べ直してみました。「チョウチンゴケ」と呼んで生徒には紹介していましたが、正式な種名はわかりません。透明感のある3~4㎜の小さな葉がたくさん並んでいます。我が家の庭にはえているコケです。

授業で細胞と葉緑体の観察に利用しています。このコケの葉は細胞が一層でできているので、表皮細胞を剥がしたりする手間がかからず、そのまま顕微鏡で観察できます。細胞が一層ということが透き通った美しさにつながるんですね。細胞は大きさが15~20μmの六角形。その中に5μm程の葉緑体が10個前後観察できます。生徒もびっしり詰まった細胞と葉緑体にビックリ! 大変重宝な実習材料です。

さて調べたところ、「チョウチンゴケ」とはチョウチンゴケ科の総称で、日本には約30種ほどが知られています。その中で、候補として絞られたのは「ツボゴケ」または「コツボゴケ」。葉の周りにあるトゲのような歯が葉の上部にだけ見られるのが特徴です。どちらもポピュラーなコケで日本全国で見られるそうです。どちらかは私には判断できません。分かる方教えて下さい。

ご意見・関連情報などありましたら、こちらまでご連絡ください。