アミガサダケ
構内でアミガサダケを見つけました。キノコのカサの部分が網目模様を彫ったような独特な形です。場所はテニスコート脇の土手。ここは外の道路に向けて斜面になっており、それを維持するためにいろいろな樹木が植えられてうっそうとした林のようになっています。あまり足を運ぶこともない場所なので、本校17年目の勤務で初めて見つけました。
名前も画像も頭の中にあるのですが、私がこのキノコを実際に見るのは初めてかも知れません。キノコはあまり得意ではないので、見たことがあってもあまり意識することなく見過ごしていたかも知れません。そんなこともあり、この「生き物ウォッチング」でキノコの登場は今回が初めてです。
キノコと言えば秋のイメージです。確かに多くのキノコは秋に収穫されますが、このアミガサダケは春キノコとも呼ばれサクラの咲く頃顔を出すのが特徴です。特に奥まった山間でしか見ることができないというわけではなく、公園や道ばたの植え込みなどでも見つかることがあるそうです。
このキノコ、日本ではあまり食べる習慣はありませんが、ヨーロッパなどではモリーユ(モレル)と呼ばれ人気の食用キノコだそうです。ソテー、パスタ、クリームシチューなどが良いようです。試してみようかとも思いましたが、今回はそっとして、来年以降増えることを期待しています。
2017年4月26日 有岡 淳
カテゴリー:植物
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