ヤエザクラのめしべ

ヤエザクラ(4/16)

ヤエザクラ(4/16)

同上

同上

ヤエザクラのめしべ

ヤエザクラのめしべ

奈良吉野の「桜茶」

奈良吉野の「桜茶」

ソメイヨシノと入れ替わって、今、ヤエザクラが満開です。我が家では、お隣のお宅のソメイヨシノと我が家のヤエザクラが塀を挟んで並んで咲いており、その入れ替わりの様子がよく分かります。毎年、ソメイヨシノが散り始めるとヤエザクラが咲き始めるといった感じです。学校の回りでは、聖ヶ丘小学校の道路沿いに咲いているヤエザクラがきれいです。

さて、30枚ほどの花びらを取って真ん中にあるめしべを見てみましょう。おや!?っと思いませんか。そうなんです。めしべが小さな葉っぱの形をしているんです。めしべが2本のものもありますが、その2本ともが緑色の葉っぱです。葉脈のような筋もあり、葉の縁のギザギザ(鋸歯)もついています。植物の花は、がくも花びらもおしべもめしべもみな葉が変化して進化してきたものです。そんな進化の名残がよく分かる興味深いめしべです。

ヤエザクラには、カンザン(関山)、フゲンゾウ(普賢像)、イチヨウ(一葉)などの品種があります。イチヨウはめしべの葉が1枚あることから付けられた名前です(2枚のものもあります)。

ところで、先日、デパートの「諸国銘菓」コーナーで、奈良吉野の「桜花漬」を購入しました。ヤエザクラを塩漬けにしたものです。ヤエザクラを見ながらちょっと優雅な気分で「桜茶」を呑んでいます。

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