イカルチドリとカイツブリ

イカルチドリ(1/4)

イカルチドリ(1/4)

カイツブリ(1/4)

カイツブリ(1/4)

前回に引き続き浅川の鳥の話題です。イカルチドリとカイツブリの写真を撮ることができました。イカルチドリは多摩川の中流域の河原に生息するチドリの仲間です。土手から河原に降りたところ、私の足音に気がつき2羽がスーっと低空飛行で水際まで移動していきました。頭の黒い模様が特徴的でちょっとひょうきんな顔つきにも感じます。細いくちばしで石の下の昆虫をつついて餌としているとのことですが、この寒い季節に充分な餌が確保できるのでしょうか。

カイツブリを見つけたのは長沼橋近く。ここでカイツブリを見たのは初めてのことです。夕方近く、日の当たらなくなった水面に黒い影があります。一瞬消えたかと思うと少し離れたところにぽかっり浮かび上がってきました。これを何度も繰り返し小魚やエビなどの餌を探す潜水の名手です。水鳥の中では小さくカモの子供のように思われがちですが、カモとは別のカイツブリ科に分類されています。ちょっと尖った顔つきがやはりカモとは違いますね。

ところで、鳥の図鑑を見るとほとんどの鳥が左向きに描かれています。これにはいろいろ理由があるようですが、この図が先入観となってカメラのアングルにも影響しているのでしょうか、私の撮る写真も上の2枚を含めて左向きのものが多いことに気がつきました。鳥の撮影の場合、それぞれの場面にあわせて瞬間的にシャッターを切っているだけのつもりでも、人間の意識はおもしろいですね。

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