ビワの花とハナアブ

ビワの花(12/9)

ビワの花(12/9)

ビワの花に来たハナアブ

ビワの花に来たハナアブ

冬に咲く花として有名なビワの花です。11月の末から白い花をたくさん付けています。学校裏の畑には5~6mになる大きなビワの木と、2m程の小さな木があります。この写真は小さい方。房によって満開のものや写真のようにまだつぼみの状態のものもあります。つぼみは茶色いビロードの毛で覆われており、この茶色が目立つのか、花全体が汚れたように見えるのがやや難点です。それでもこの時期の花は貴重です。

そのビワの花にハナアブ達が集まっていました。このハナアブたちは成虫で越冬するのだと思いますが、この日のような15℃を越える暖かな日にはちゃんと活動するんですね。ビワの花があることが分かっているのでしょうか。実はあまりアブ達には注目せずに、少し遠目に花をクローズアップしたところ、2種類のアブがそれなりにはっきり写っていたのでトリーミングして拡大してみました。写真で上の大きい方がナミハナアブ、下の方がキゴシハナアブです。

キゴシハナアブは初めて知りました。「黄腰」が名前の由来だと思いますが、それよりも背中の5本の縞模様が特徴的ですね。加えて複眼の色模様が不思議です。普通のアブの複眼は艶のある黒や赤の単色ですが、このアブの複眼は黄色と黒のぶちぶちのようになっています。黒い複眼が茶色く汚れているようにも見えます。一度見たら忘れない特徴です。キゴシハナアブ、ファンになりました。

ご意見・関連情報などありましたら、こちらまでご連絡ください。