マルバルコウ

マルバルコウ(9/26)

マルバルコウ(9/26)

丸いハート型の葉です

丸いハート型の葉です

マルバルコウ。「丸葉」の「ルコウソウ」です。初めて名前を聞いたときは、ルコウソウというのも知りませんでしたから、「マル/バルコウ?」「マルバル/コウ?」と首をひねりました。アサガオの仲間のツル植物です。アサガオと同じような漏斗状の花を付けますが、直径は2㎝弱と小型で漏斗の「足」の部分が長いのが特徴です。色もアサガオにはない鮮やかな朱色。中心部の黄色とのコントラストがきれいです。葉は名前の通り丸いきれいなハート形です。

北アメリカ原産の帰化植物です。江戸時代に観賞用に導入されたようです。本来熱帯系のため日本では中部地方以西の暖かい場所に生育していますが、最近では都内でもどんどん増えているようです。道端や畑の脇などで見かけるようになりました。写真は多摩ニュータウン通りの某コンビニ前の植え込みで撮影したものです。私の自宅周辺では、浅川支流の湯殿川べりで遊歩道のフェンス一面を覆いつくしている場所もあります。

8月下旬から咲き始めていましたので、9月になってから写真を撮ろうと思っていましたが、雨が続いてなかなかチャンスがありませんでした。今日久しぶりに見たところ、もうたくさん種ができていました。種もアサガオの種を小型にしたような形です。それにしても今年は本当に長い「秋の長雨」ですね。その分、10月になってからは、「天高く~」のすっきりした秋空を期待したいと思います。

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