センニンソウ

センニンソウ(8/23)

センニンソウ(8/23)

学校南側道路の植え込み

学校南側道路の植え込み

昨日(8/23)、学校南側の道路を車を走らせていたところ、歩道と車道の間の植え込みを覆うように白い花がびっしり花を咲かせているのが目に入りました。サアッと通過してしまったので、学校に車を止めてから戻ってみると、予想通りセンニンソウの白い花でした。この1週間ほどで咲き始めたのでしょう。8月の10日前後は全く気がつきませんでした。

センニンソウは雑木林の林縁に見られるツル性の植物です。明るい場所を好み、白い花が林縁を覆うように咲いていると、その場所だけいっそう明るさが増しているように感じます。道ばたや公園のフェンスなどでも見られます。といっても道路の植え込みでは、定期的な草刈りなどで雑草として抜かれてしまいますので、これだけまとまって咲いているのは珍しいと思います。

白い4枚の花びらのように見えるのはがくで、花びらはありません。これはセンニンソウが属するキンポウゲ科の植物によく見られる特徴です。咲き始めはおしべが目立ち、しばらくするとめしべも伸びてきます。センニンソウの名前は、果実には白い毛があり、これを仙人のヒゲに見立てたことに由来すると言われています。10月を過ぎるとヒゲが伸びてきます。それまで刈られずにいられるでしょうか。ヒゲの写真が撮れたらまた紹介します。

ご意見・関連情報などありましたら、こちらまでご連絡ください。