クレソン

クレソンの花満開です(5/8)

クレソンの花満開です(5/8)

同上

同上

今、クレソンの花が満開です。場所はこのブログにも時々登場する稲城市若葉台の上谷戸(かさやと)親水公園。稲城市を流れる多摩川の支流が三沢川、そのまた支流を整備した公園です。その公園を流れる川の上流部分、多摩川の源流にあたる所です。小さな流れの両岸や川の中までびっしりクレソンでいっぱいになっています。クレソン畑の様相で、出荷して商売ができるのではないかと思ってしまいます。

クレソンはヨーロッパ原産の帰化植物。明治初期に外国人の料理用に栽培されたものが野生化して各地に広がったと考えられています。ぴりっとした辛みがあるためオランダガラシと呼ばれていました。水辺で育ち食用とするため西洋ゼリとも呼ばれていたこともありますが、セリはセリ科、クレソンはアブラナ科ですから全く別のものです。花が終わった後には菜の花と同じような種ができています。

繁殖力旺盛で暑さや寒さに強いため高原の清流などにも分布が拡大しているようです。しかし、多摩川の源流に当たるこうした場所が外来種に占領されているのには複雑な思いがしますね。しかも、この場所の最上流にある池は子供たちがスルメを餌にザリガニ釣りに興じる「釣り堀」となっています。もちろんザリガニは外来種のアメリカザリガニです。守るべき日本古来の自然はしっかり守るための施策を考えなければいけませんね。

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