ヤマトシロアリの群飛

ヤマトシロアリの羽アリの群れ(5/4)

ヤマトシロアリの羽アリの群れ(5/4)

全体的に黒く胸が黄色

全体的に黒く胸が黄色

兵アリの姿も

兵アリの姿も

古い切り株全体に羽アリが群れています

古い切り株全体に羽アリが群れています

連休中にビックリする場面に遭遇しました。4日のお昼頃、八王子・長沼公園でのことです。公園内の「栃本尾根」の途中で小さな虫が飛び交っていました。体にまとわりつきそうになるので、手で払いながら通り過ぎようとすると、さらに次々と出てきます。ちょっと恐怖を感じるほどです。恐る恐る出所を見てビックリ。古い切り株に何百匹もの羽アリがうごめき次々に飛び立っているではありませんか。何百匹どころではありません。何千匹、いや、万の単位になるかも知れないくらいです。カメラを向ける手や顔にも飛んでくるので、慌ててシャッターを切り、家に帰ってから調べたところヤマトシロアリだと分かりました。シロアリの羽アリは黒いんですね。

調べて見ていろいろなことを初めて知りました。ヤマトシロアリは女王と王を中心に働きアリ、兵アリなど2~3万のコロニーを作る社会性昆虫です。春に雌雄の有翅虫(生殖虫)が現れ結婚飛行(群飛)を行います。今回はこの大群でした。群飛は4~5月の蒸し暑い日の10時から正午頃にかけて見られるとのこと。この日は前夜の雨が上がり気温が上昇したお昼頃で、絶好のコンディションだったようです。群飛後は羽を落としてペアをつくり新しいコロニーを作ります。ただし新しいコロニーを形成できるのはほんのわずかです。群飛は2~3日に限られるそうです。翌日再度出向きましたが、何の変哲もないただの切り株になっていました。わずかなチャンスに巡り会えて大感激です。

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