ツクシが顔を出しました

畑の脇に顔を出したツクシ(3/6)

畑の脇に顔を出したツクシ(3/6)

道路脇の斜面のスギナ(3/6)

道路脇の斜面のスギナ(3/6)

ツクシとスギナのつながり(3/6)

ツクシとスギナのつながり(3/6)

これまで「今年は寒い!寒い!」と書いてきましたが、一転、この3~4日は20℃を超える春を通り過ぎたような暖かな日が続きました。急な温度変化にビックリしたのか、8日の朝にはまだ開花していなかった梅の花が、9日の午後には一気に五分咲きほどになっていました。10日は25℃を超え、ウグイスとコジュケイの声も聞こえました。

その暖かさに「つられたのか?」、ツクシも顔を出しました。学校裏の畑の脇で見つけたものです。「つられたのか?」としたのは、実は暖かくなる2~3日前から芽を出していたと思われるからです。正確には記録していませんが、毎年3月初めには出てきていたように思いますから、それでも例年よりは少し遅いような気がします。満を持して顔を出そうとしていたところ、ちょうど急に暖かくなったというのが真相ではないでしょうか。

他の場所も探してみたところ、スギナがたくさん出ている所もありました。尾根幹線に面した南向きの日のよく当たるの斜面です。ここではスギナがたくさん出ているわりにはツクシの数はまばらでした。場所にって、ツクシとスギナの生え方には違いがあるようです。

さて、スギナはトクサの仲間のシダ植物です。シダ植物の特徴は花が咲かずに胞子で増えること。その胞子茎がツクシです。スギナは光合成をして栄養を作る栄養茎。春から秋にかけて作った栄養を地下茎にため、その栄養で春先にまず胞子茎をだすわけです。ですからツクシとスギナは地下茎でつながっています。そっと掘ってみました。手を繋ぎ合った兄弟、親子という感じですね。

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