カイコの卵がふ化しています

1齢幼虫(2~3㎜)

1齢幼虫(2~3㎜)

2齢幼虫(4~5㎜)

2齢幼虫(4~5㎜)

カイコの卵(白いのがふ化後)

カイコの卵(白いのがふ化後)

今回は生物室の話題です。カイコの卵が1月末からふ化し始めました。昨年6月に実習用に仕入れた幼虫が成虫となって産んだ卵です。新聞紙に産みつけられたたくさんの卵のほんの一部をシャーレに入れてとっておいたものです。こんな時期にふ化するとは思っていませんでしたから、片付けをしている時にたまたま見つけてビックリ。冬休みにはほとんど使わず冷えた状態の生物室が、3学期が始まりヒーターを付けるようになって暖かくなったのがのが原因だと思います。

とは言え、昼間は20~25℃になるものの、夜は10℃以下の寒さです。生育の適温は25℃前後とのことですので、ゾウリムシを培養しているちょうど25℃の恒温器に入れて育てることにしました。以来、毎日数匹ずつふ化しています。同じ時期に産まれた卵ですから、一斉にふ化するのかと思いましたが、2週間くらい経っても少しずつふ化しています。

写真で白くなったのがふ化した卵、ふ化直前で少し白く透けてきているものも2~3個見られます。ふ化したての1齢幼虫は、毛蚕(けご)と呼ばれる2~3㎜の黒くて小さい毛虫です。2~3日で脱皮して白っほい2齢幼虫になりました。餌は人工飼料。昨年のものを保存してあったので助かりました。ただし、賞味期限が心配ですが・・・。自然科学部の生徒と世話をしてみたいと思います。

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