ミシシッピアカミミガメ

ミシシッピアカミミガメ(1/5)

ミシシッピアカミミガメ(1/5)

同上

同上

1月初めまでの暖冬とは打って変わって、沖縄でも雪が降るという厳しい寒さ。先日降った雪もまだ溶けていません。そんな中、先日は生徒から「鳥が死んでます!」との通報あり。早速出かけてみるとトラツグミが雪の上に転がっていました。ところがよく見ると頭がありません。カラスと争っていたとの情報もありますので、校舎にぶつかって弱っていたところをカラスに襲われたのかもしれません。ちょっと残酷なので写真の掲載は見合わせました。

そこで、今回も前回の続き。まだ暖冬の頃の話題で恐縮ですが、前回紹介したオオバンやコガモのいる池で外来種のミシシッピアカミミガゆったり甲羅干しをしていました。ミシシッピアカミミガメはペットとしてた売られていたミドリガメが野生化したものです。大きくなり飼いきれなくなったものが川や池に捨てられ、全国的に広がっています。「この池もやっぱり」という印象ですね。

昨年、町田にある薬師池で「かいぼり」が行われ、ここでもたくさんのミシシッピアカミミガメが捕獲されたということです。一時のブームは下火になったとはいえ、今でも年間10万匹が輸入されているとのこと。オーストラリアや韓国では輸入が禁止され、アメリカ本国でさえ人畜共通感染症の観点から幼体の国内での販売が禁止されてているということですから、日本の対策は遅れていると言わざるを得ません。授業でも、外来種の問題を考えていきたいと思います。

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