アシグロツユムシ

アシグロツユムシ(10/10)

アシグロツユムシ(10/10)

10月に入り朝晩急に冷え込むようになりました。今朝の気温は10℃まで下がっていました。そうなると草むらの葉には朝露が付くようになります。車のフロントガラスも露で濡れていました。そこで今回紹介するのはツユムシ(露虫)です。露のように弱々しいイメージが名前の由来と言われています。

写真は9月26日に撮影したものです。学校からは少し離れた稲城の畑で見つけました。ツユムシだとは思いましたがどことなく違うような気もします。セスジツユムシという名前も頭に浮かびましたが確証はありません。どうもバッタの仲間は苦手です。図鑑で調べてアシグロツユムシだと判明しました。確かに後脚が黒いのがよく分かります。

私のツユムシのイメージはともかく「薄い」と言うこと。他のバッタ類に比べ横幅がなくスレンダーです。翅が体の倍ほど長く伸びているのでそのような印象が際立っているのだと思います。頭が小さいのも全体のスマートさの要因になっています。そのツユムシに比べてもこのアシグロツユムシは細長い感じがします。大きさは3㎝くらいです。

バッタの仲間と書きましたが、正確にはトノサマバッタやイナゴなどのバッタ「本家」とは別の、「アリとキリギリス」でお馴染みのキリギリスの仲間です。脚が黒いだけでなく、すごく細いと思いませんか。そのためバッタのようにピョンピョン跳びはねるような行動はとりません。私が近づくとそっと隠れるように移動し、葉を揺らすと羽を広げて飛んで逃げていきました。

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