ゴーヤの斑入りの葉

葉脈ではっきり分かれたゴーヤの葉

葉脈ではっきり分かれたゴーヤの葉

葉柄も白と緑に

葉柄も白と緑に

全体真っ白な葉

全体真っ白な葉

白と緑の葉が交互に

白と緑の葉が交互に

夏休み中、我が家の庭での観察です。グリーンカーテン用に育てているゴーヤにおもしろい斑入りの葉が現れました。上の2枚の写真を見て下さい。2枚とも葉脈を境に緑色の部分と白い部分がはっきり分かれています。よく見ると葉柄も白と緑の筋に分かれて葉の白い部分と緑の部分に繋がっています。全体真っ白な葉もあります。

これらの葉は、途中から分岐した1つの枝だけに現れました。その枝をさらによく見たところ、10枚くらいの葉が緑色の葉と白い葉を交互に付け、これから成長する若い葉も緑と白を交互に付けて大きくなっていくようすです。茎の筋も白と緑に分かれているようです。写真の緑と白の混ざった2枚の葉はその途中にありました。

白くなった部分の細胞には葉緑体がありません。正確には光合成に必要な色素であるクロロフィルがなく葉緑体は透明な色素体となっています。突然変異と言うことなのでしょうが、原因はよくわかっていません。ウイルスが関係しているとも考えられているようです。

推測するに、新しい枝ができるとき、その先端の成長点(最近は茎頂分裂組織と呼んでいます)の一部の細胞に突然変異が生じたのだと思われます。その細胞が分裂して伸びた部分は色素のない白い茎や葉になったのでしょう。葉が互生ですので白と緑の葉が交互に現れ、途中の2枚だけは葉が付く場所が少しずれて、白と緑の細胞が混ざった状態から新しい葉が形成されたのだと思います・・・が、果たして真相は? どなたか教えていただければ幸いです。

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