人権擁護グループ 活動紹介

皆さん、こんにちは。エクセレントケア志津の“スタッフブログ”をご覧いただきましてありがとうございます。H25年度は、施設の行事・レクリエーションや、委員会活動など、様々な取り組みをご紹介していきたいと考えています。

 

今回は「人権擁護グループ」から、エクセレントケア志津が、ご利用者様やご家族の皆様に対して、どのような考えを持って接し、介護サービスを提供しているかをお伝えしたいと思います。

 

介護老人保健施設は、利用者の自立を支援し、利用者の意思及び人格を尊重し、常に利用者の立場に立ってサービスを提供しなければならない、と基本方針に規定されています。ご家族や地域との結びつきを大切にし、明るく家庭的な雰囲気の中で、漫然かつ画一的なケアにならないよう努めなければなりません。また、ご利用者様やご家族様には懇切丁寧を旨とし、分かりやすい説明や指導を行わなければなりません。

 

私たちエクセレントケア志津の職員は、介護老人保健施設の意義・目的及び方針に沿ってケアを提供していく義務があります。そこで、以下の理念やモットーを定め、ご利用者様の人権が守られるよう日々努めております。

 

【エクセレントケア志津の理念】

 

 

【各セクションのモットー】

 

 

エクセレントケア志津では、新人職員に対し、人権擁護について次のように教育をしております。 

 

当施設を利用されている高齢者の方々は心身のどこかに病を抱えており、また長年にわたる生活習慣や、環境の違い等、それぞれ個人的に異なった歴史を刻んできています。したがって、心身の両面で個人差が大きく、ものの考え方や価値観も千差万別です。ケアに当たっては、一律平均的に捉えるのではなく、一人一人の個性を十分尊重することが重要です。身体的要素と心理的要素が絡み合っていることが多く、それぞれ個人の人間性を尊重し、個々に合ったケアを選択しなければなりません。

 高齢者を看護・介護するに当たっては、まずその方の置かれている立場を考慮して細かい配慮をする必要があります。ご利用されている高齢者の方々は、戦前・戦中・戦後の混乱期を苦しい思いで乗り越えてこられました。現在私たちが裕福で快適で平和な生活を送れるのも、ご利用されている高齢者のお陰だと改めて感謝しなければなりません。そのような苦難の時代を乗り越えてこられた高齢者の方々の、個人の尊厳や、生き方に対する自信や誇りを犯す権利は誰にもありません。ご利用されている高齢者は、人生の大先輩であり、ケアを行う上で接し方、言葉遣い、プライバシーの問題等、スタッフの何気ない言動がその人の自信や誇りを傷つけていないか、常に自戒の気持ちを持って接することが必要です。利用者や家族が何を望んでいるのか、何が最も利用者や家族のためになるのかを考え、それに応えていかなければなりません。

 エクセレントケア(卓越したケア)の名に恥じないように、スタッフ全員が協力し、利用者の人権に注意を払い、いつも笑顔で、明るく、和やかで暖かい施設、地域から頼られる施設にしていきましょう。                              

 (新入職員研修資料から)

 

 

エクセレントケア志津の人権擁護に関する体制・取り組み等

 

・     法令遵守責任者の選任     ・ 「個人情報保護方針」「個人情報の利用目的」の策定

・     苦情相談対応窓口の設置    ・ オピニオンボックス(ご意見箱)の設置

・     人権擁護グループの設置    ・ 接遇グループの設置

・     佐倉市介護相談員の受入    ・ 不在者投票の実施

・     新入職員の教育           ・ 千葉県高齢者権利擁護、身体拘束廃止研修の参加

 

 

今年度の人権擁護委員会は、次のような計画を立て、ご利用者様の生活の質の向上につながるよう、活動してまいります。

 

1) 毎月テーマを決め、グループミーティングにて人権擁護の観点から意見交換・点検・評価を行う。

2)ミーティングにて出された意見をまとめ、施設全体に提案や問題提起を行い改善を図る。 

 

 

【5月】・年間活動目標及び年間活動計画の策定 

    ・スタッフブログ委員会活動紹介を掲載

【6月】・5/27(月) テーマ「人権擁護とは何か」

     介護施設における人権擁護とは何かを考え、当グループの活動の意義を確認。

【7月】・6/24(月)テーマ「面会時の差し入れ」   

     食中毒予防月間を前に、差し入れ(制限)について意見交換。

【8月】・7/22(月)テーマ「接遇」   

     利用者及び家族への言葉使いや態度、マナーについて評価。

【9月】・8/26(月)テーマ「生活環境」

      「生活の場としての施設」の観点から生活環境や日課について点検。

【10月】・9/30(月)テーマ「個別ケア(利用者本位、自己決定)」

     半期を振り返り、利用者の尊厳を保持したサービス提供ができているかを評価。

【11月】・10/28(月)テーマ「家族(社会)との関わり」   

     感染症のリスクが高まる時期を前に、面会や外出外泊(感染症対策による面会

     制限、年末年始の外出外泊支援)について意見交換。

【12月】・11/25(月)テーマ「認知症」

     認知症を有する利用者に対して、尊厳を保持したサービス提供ができているかを評価。

【1月】・12/16(月)テーマ「身体拘束ゼロ推進」

     安全の確保と身体拘束の弊害について、職員と家族が共通認識を持てているか意見交換。

【2月】・1/27(月)テーマ「個人情報と守秘義務」

     利用者のプライバシーや個人情報が守られているか点検。

【3月】・2/24(月)テーマ「法令遵守」

     老健の基本方針や理念に沿ったサービス提供が出来ているかを評価。     

【4月】・3/24(月)テーマ「1年間の振り返り①」

     年間の目標及び活動の達成状況の確認。年間活動報告書の作成、提出。

    ・4/28(月)テーマ「1年間の振り返り②」

     次年度グループへの引き継ぎ、申し送り事項の確認。

 

平成25年6月 エクセレントケア志津 人権擁護グループ

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